ユキツバキ物語

ユキツバキ物語

雪椿発見命名の地、阿賀町
雪椿は、清流・阿賀野川が流れる風光明媚な奥阿賀のシンボル「麒麟山」で発見されました。狐火伝説を今に伝えるこの山麓で明治三十九年、東蒲原郡立農林学校(現 阿賀黎明高等学校)の丸山忠次郎教諭が登山の折に見つけた一株がその最初の発見とされ、日本の植物学の権威である牧野富太郎教授による命名と、当地にその碑文が設置されています。
美しい女性が多い、神秘の里「阿賀町」
狐火伝説や狐の嫁入り行列などで知られる新潟県東蒲原郡阿賀町。冬は雪深く、歴史ある温泉宿や酒蔵を有するこの地は麹などの発酵食品でも有名。このような土地柄から、昔から色白で美しい肌を持つ女性が多いと言われています。
雪深い地にだけ咲く希少種

椿は一般的に「ヤブ椿」を指し、産地も数多くありますが「雪椿」は新潟県を中心とした積雪地のごく限られた地域にしか生育していません。阿賀町の山間部では現在もあちらこちらに雪椿の群生が見られ鹿瀬地区には国内唯一、原種雪椿が五千平米にわたり植栽された「角神雪椿園」があります。